まず、実際にあった 1 件の流れです。

1. 叱った理由は、3 段で書かせます
01. 規則は、手を動かす形で書きます
「気をつける」では、次に何をするかが決まりません。「渡す前に、相手の端末で構文が通るか確かめる」のように、動きの形にします。
02. Why には、言われた言葉をそのまま残します
日付と、何が起きたかと、相手が実際に言った言葉です。言い換えると、どこまでが指示で、どこからが AI の読みなのかが消えます。私のメモのうち 8 件は、読みの箇所に「(私の解釈)」と断りを入れています。「昨日もう決めただろ」と言われたメモでは、言葉はそのまま残し、「決めた規約を別件の途中で聞き直さない」という読みのほうに断りを付けています。
03. How to apply は、次の場面で取る動きです
規則が同じでも、場面が変わると迷います。次に同じ場面が来たら、何をして、何をしないか。そこまで書いて 1 件です。
2. 規則だけのメモは、例外の場面で迷います
同じ指摘を、3 通りの書き方で並べます。
Windows の PowerShell 5.1 では、コマンドを「&&」でつなげません。Mac のターミナルではつなげます。私の環境は Windows なので、メモにも PowerShell 5.1 と書いてあります。Mac で同じメモを書くなら、端末の名前が変わるだけで、確かめる手順は同じです。
3. 書いたのに、同じ指摘をしました
3 段で書いても、それだけでは止まりませんでした。メモと CLAUDE.md に日付つきで残っていた 3 つを、日付の順に並べます。
3 つとも、メモや文書は手元にありました。足りなかったのは、動く前に開くことです。
4. AI は、索引の 1 行で止まっていました
会話を始めると、索引の先頭 200 行、または約 25KB までが読み込まれます(2026年10月21日時点の公式の説明)。入るのは 1 行の要約で、本文は開かないと読まれません。同じ指摘が続いた流れを並べると、こうなります。
5. 毎回入る短い紙と、開く決まりを足しました
01. 叱った型を、11 項目に束ねました
メモ約 120 件の型を 11 項目、約 620 字の紙にまとめ、会話が始まるたびに起動フックで文脈に入れています。最後の項目は「動く前に、当たるメモを索引から選び、ファイルを開いて読む」です。起動フックの仕組みは、CLAUDE.md を毎回読ませる回に書きました。
02. CLAUDE.md に「着手の前にメモを開く」と書きました
索引から今回の作業に当たる行を選び、ファイルを開いて読む。特に 4 件は毎回当てる。その 4 件は、事実を 3 つの経路で確かめる、短い一言は「調べて」と読む、終わっていない調査を報告しない、評価の言葉を指示と読まない、です。読んだメモは、最初の報告に 1 行で書かせます。その 1 行で、AI が何を開いたかが私の側から見えるようになりました。
03. 守れる規則は、点検の仕組みに移します
文章の規則は、注意力で守ることになります。制作側の呼び名を出さない規則は、記事の点検スクリプトに移しました。呼び名が本文に入ると、点検の段階で止まります。機械で判定できない見た目や構成は、本番に入れる前に、現物を見せて合意を取ります。
6. 向かない人と、できないこと
毎回入れる紙は、毎回の会話の分量を使います。だから全部のメモではなく、型だけを入れています。この紙を入れたのは 2026年10月21日、この記事を書いた日です。
1 回で終わる作業が中心なら、叱った理由が積み上がらず、書く手間だけが残ります。
7. よくある質問
メモが増えすぎると、読まれなくなりますか。
索引には読み込みの上限があり、超えた分は読み込まれない仕組みです。私の索引は約 29KB で、上限の約 25KB を超えています。索引の 1 行は短く保ち、終わった仕事の項目は整理します。
古くなったメモは、どう消しますか。
ファイルと索引の 1 行を、両方消します。決定が変わっただけなら、消さずに中身を今の決定に書き直します。
どの指摘から、メモにすればいいですか。
同じ注意を 2 回したら、その 2 回目が書きはじめる合図です。
許したことも、メモに残しますか。
残しています。「点検を通ったものは、確認なしで公開してよい」のように、任せてよい範囲も feedback に入れています。
Why や How to apply の見出しは決まりですか。
名前は自由です。私は英語の見出しに揃えていて、107 件が同じ形です。揃っていると、検索 1 回で数えられます。
8. まとめ
叱った理由は、規則・Why・How to apply の 3 段で残します。ただ、書いたメモも AI が開かなければ動きは変わりません。私は叱った型を 11 項目の短い紙にまとめ、会話のたびに入るようにしました。
- 規則は、手を動かす形で書く
- Why には日付と、言われた言葉をそのまま残す
- How to apply には、次の場面で取る動きを書く
- 索引の 1 行では、本文の動き方まで届かない
- 型だけを毎回入れ、守れる規則は点検の仕組みへ移す
毎回読ませる紙の土台になる CLAUDE.md の書き方は、CLAUDE.md にルールを預ける回にまとめました。
Claude Code が毎回最初に読む CLAUDE.md。81行から193行に育てた私のファイルを見本に直し、構成・日付と理由の添え方・長くしすぎた失敗・守られなかった指示を実測で並べます。 実用編 STEP 1。Claude Code と Claude in Chrome は Free では動かない。松竹梅3プランの比較、PowerShell/macOS の導入コマンド、必要なツール、使用量の考え方まで。 作中でトニーがJ.A.R.V.I.S.とF.R.I.D.A.Y.に出した指示を21件数え直し、2026年の市販品でどこまで届くかを1件ずつ突き合わせました。そのまま作れるのは7件です。
CLAUDE.md に、私のルールを預けている。

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