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SwitchBotMCPで、Claude Codeに頼んだら部屋の照明が消えた|ハブ2をつないだ記録

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J.A.R.V.I.S. 実録

SwitchBotMCPで、Claude Codeに頼んだら部屋の照明が消えた。

SwitchBotMCP(SwitchBot公式CLIに入っているMCPサーバー)をClaude Codeに登録し、ハブ2と赤外線リモコン7台をAIから見えるようにして、照明を消すまでの記録です。導入はコマンド2行・6手順、止まったのは2か所でした。

📅 2026年10月📖 読了約8分🎯 自分の部屋にJ.A.R.V.I.S.が欲しい人に

SwitchBotMCPという公式の道具があると知っても、トークンの発行や設定ファイルの書き方で手が止まり、結局いつものアプリを開いて照明を消す。最初の壁に見えるのは、この入口です。

STARKは2026年10月1日、リビングのハブ2を実際にClaude Codeへつなぎました。打ったコマンド、流れた6つの手順、止まった2か所、照明に信号を送った結果まで、数値つきで残します。

読み終えると、自分の部屋で同じことをやるのに何が要り、どこまで動き、どこに限界があるかを決められます。

出典:SwitchBot公式のCLI「@switchbot/openapi-cli」(GitHub・OpenWonderLabs/npm)。本記事はバージョン3.8.1、Windows 10で確かめた内容です。
SwitchBot ハブ2 本体
① 今回Claude Codeにつないだ SwitchBot ハブ2(出典:Amazon.co.jp)


1. SwitchBotMCPは、J.A.R.V.I.S.の「家を動かす手」になる

マーベルシリーズ、アイアンマン、アベンジャーズに登場する人工知能AI「J.A.R.V.I.S.」は、1作目の『アイアンマン』(2008年)で、トニー・スタークの作業場の照明・音楽・機材を声だけで動かします。トニーがやるのは、口で頼むことだけです。

2026年の部屋でこれに当たるのが、AIに家電を動かす「手」を持たせる仕組みです。SwitchBotMCPは、Claude CodeのようなAIエージェントに、機器の一覧・状態の読み取り・家電の操作・シーンの実行を道具として渡します。MCPは、AIと外部の道具をつなぐ共通規格です。

01 できたこと・できなかったこと

部屋のAIにやらせたいこと 2026年の部屋 結果
頼んで照明を消す・点ける ハブ2から赤外線の信号を送る できた(明るさは戻らず)
部屋の状態を答えさせる ハブ2の室温・湿度・照度を読む できた
動かした結果を報告させる 赤外線の家電は応答を返さない できない
声で頼む 今回は文字で頼んだ 試していない

4つのうち2つはでき、1つは赤外線の仕組みの上でできません。声は今回の範囲外で、文字で頼んでいます。作品でJ.A.R.V.I.S.が動かすのは照明・音楽・機材ですが、STARKが信号を送ったのは照明だけです。できない理由は5章に書きます。

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2. 用意したものは4つ

  • SwitchBot ハブ2:赤外線リモコンを7台(テレビ・エアコン・照明・扇風機など)登録済みのもの
  • SwitchBotのアカウント:スマートフォンのアプリで使っているもの
  • Node.js:STARKの環境は v24.19.0
  • Claude Code:Claudeの有料プランで使える

SwitchBotのAPIは1日10,000回まで使えます。今回の作業でCLIが数えた呼び出しは12回、1日の上限の0.12%です。

ハブ2そのものの機能と、ハブ3との違いは別の記事にまとめています。

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3. 導入はコマンド2行、6つの手順が順に流れる

ターミナル(Windows PowerShell)で、次の2行を打ちます。1行目でCLI本体を入れ、2行目でClaude Codeへの登録からログインまでを通します。

npm install -g @switchbot/openapi-cli
switchbot claude-code setup

2行目を打つと、次の6つが上から順に流れます。

手順 やっていること
check-claude-cli Claude Codeが入っているか確かめる
check-network npmに届くか確かめる
install-switchbot-cli CLIが無ければ入れる
register-mcp Claude CodeにMCPサーバーを登録する
auth ブラウザが開き、SwitchBotにログインする
doctor-verify 動作を自己診断する
switchbot claude-code setup の6つの手順を表示したPowerShellの画面
② セットアップで流れる6つの手順(確認用の –dry-run で表示したSTARKの画面)

5番目でブラウザが開き、SwitchBotのアカウントでログインすると、資格情報はWindowsの資格情報マネージャーに保存されます。トークンを手で書き写す場面はありませんでした。最後の自己診断は「5 ok, 0 warn, 0 fail」で終わります。

01 止まった2か所

1つ目は全角の「@」です。貼り付けたコマンドの「@」が全角になっていました。npmのパッケージ名は半角の「@」で始まるので、半角に打ち直してから実行しました。

2つ目は、Claude Codeに代わりに打たせられないことです。セットアップはClaude Code自身の設定を書き換えます。STARKの環境でClaude Codeにこのコマンドを実行させると、自分の設定を書き換える操作として止められました。2行目は人がターミナルで打つ場面です。CLI本体を入れる1行目は、Claude Codeに任せても通りました。

02 登録できたかを確かめる

claude mcp list

switchbot: switchbot mcp serve - ✔ Connected

「✔ Connected」と出れば、Claude CodeからSwitchBotの道具が見えています。道具が使えるのは、登録のあとに新しく開いたClaude Codeからです。開いたままだったセッションには出てきませんでした。

STARKがつないだ機器
SwitchBot ハブ2

SwitchBot ハブ2

赤外線リモコン7台をこの1台に登録してあり、Claude Codeからは8台の機器として見えました。室温・湿度・照度も本体から読めます。STARKの部屋で、AIと家電のあいだに立つ機器はこの1台です。

赤外線リモコン
温湿度計・照度センサー
スマートボタン×2
買う場所で、セールの時期が違います。SwitchBot公式ストアは10月1日から10月7日まで7日間限定セール中で、ハブ2は8,483円でした(2026年10月1日時点)。Amazonは、プライム会員限定のプライム感謝祭が10月16日から19日、先行セールが10月13日から15日です。ハブ2がAmazonのセール対象に入るかは、始まるまで分かりません。
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4. つないだ直後に見えたもの:8台と、室温26.3℃

新しく起動したClaude Codeに、デバイスの台数と種類、ハブ2の室温と湿度を文字で尋ねました。Claude Codeは list_devices と get_device_status の2つの道具を呼び、約16秒で答えを返しました。

Claude CodeがSwitchBotの道具でハブ2の室温・湿度・明るさを答えた画面
③ 撮影のためにもう一度尋ねたときの画面(10月2日 0時20分。室温25.6℃・湿度62%)
呼び名 種類 CLIに出た操作
ハブ2 本体 室温・湿度・照度を読む
照明 赤外線 点灯・消灯・明るさの上げ下げ
エアコン 赤外線 入・切、温度・モード・風量の指定
テレビ 赤外線 リモコンの操作
扇風機 赤外線 リモコンの操作
PCモニター・テープライトほか1台 赤外線 リモコンの操作

このうちSTARKが実際に信号を送ったのは照明だけです。エアコン・テレビ・扇風機は、一覧に出るところまでを確かめました。

ハブ2の本体からは、室温26.3℃・湿度69%・照度4(2026年10月1日 23時41分)が読めました。照度の4は、夜に照明を点けたリビングで出た値です。「いま部屋は何度か」に、AIが実測の数字で答えます。

道具は全部で28あり、既定では17が有効です。今回の読み取りは既定の17で足りました。機器の操作のほかに、アプリで作ったシーン(帰宅・外出など)の実行や、操作ログの検索まで入っています。

5. Claude Codeに照明を消させた結果

一番見たかった場面です。STARKはClaude Codeに、リビングの照明を消して点け直すよう頼みました。Claude CodeはCLIの命令を2つ、消灯、10秒おいて点灯の順で送りました。消灯のときに返ってきた表示は次の2行です。

→ IR signal sent: turnOff (no feedback — fire-and-forget)
⚠ IR (unverifiable) — no receipt acknowledgment. Confirm state manually.

照明は一度消え、点き直しました。STARKがその場で、目で見て確かめています。ただし、点いたあとの明るさは元より暗くなりました。STARKの照明では、赤外線の「点灯」は消す前の明るさに戻りませんでした。

01 赤外線は「送った」までしか分からない

表示のとおり、赤外線は送りっぱなしで、届いたかどうかは返ってきません。STARKはハブ2の照度センサーで確かめようとしましたが、消灯の直後も点灯の直後も照度は4のままで、数分後に読むと2に下がっていました。暗く点き直したぶんとは合いますが、STARKが試した範囲では値の変化が数分遅れ、その場の確認には使えませんでした。

頼んだ相手が人なら結果を返すところを、赤外線の家電は黙ったままです。結果まで知りたい機器には、状態を返す機器を選ぶことになります。CLIのカタログでは、SwitchBotの電球は電源と明るさを、プラグは電源と電力を返す機器として載っています。

明るさを戻す命令(brightnessUp)もあります。今回は送っていません。

6. 勝手に動かさせないための決まりを書いておく

頼むだけで家電が動くなら、止める仕組みも要ります。止める場所は2つあります。

01 Claude Codeの承認を外さない

既定の設定では、Claude Codeは道具を呼ぶたびに、実行してよいかを尋ねてきます。家電を動かす道具(send_command)を「今後は聞かない」にしない。機械的に止まるのはここです。鍵の操作のような危険な命令は、道具の側でも明示の確認が要る作りになっています。

02 ポリシーに決まりを書く

CLIには「ポリシー」というファイルがあり、AIエージェントが作業の前に読む決まりごとを書いておけます。STARKは5章の照明の操作のあとで、次の4つを入れました。

  • 呼び名:照明・エアコン・テレビなど7つの名前を機器に結びつける。似た名前の取り違えを防ぐ
  • 毎回確認する操作:エアコンの温度・モードの指定(setAll)
  • 夜間の制限:22時から8時は、機器を動かす操作すべてに確認を挟む
  • 操作ログ:いつ・何に・何を送ったかを90日残す
aliases:
  "照明": "<機器のID>"
  "エアコン": "<機器のID>"
confirmations:
  always_confirm:
    - "setAll"
quiet_hours:
  start: "22:00"
  end: "08:00"

ひな形は「switchbot policy new」で作り、書いたあと「switchbot policy validate –live」で検証します。検証は、書いた呼び名が実際の機器と合っているかまで照合します。

ポリシーはAIへの指示書です。STARKがCLIの中身を確かめた範囲では、夜間の制限や確認の決まりを、CLIが機械的に止める作りにはなっていませんでした。守らせる力は、AIがこのファイルを読んで従うことと、01の承認にあります。送る前に試したいときは「–dry-run」を付けると、実際には送らずに、送る内容だけを表示します。

機器のIDとトークンは外に出さない
セットアップの画面にはアカウントとトークンの一部が、デバイスの一覧には機器のIDが出ます。画面を人に見せるとき、記事や動画にするときは伏せてください。

7. よくある質問

SwitchBotMCPは無料で使えますか。

CLIは無料で公開されていて、SwitchBotのAPIは1日10,000回まで使えます。Claude Codeを使うにはClaudeの有料プランが要ります。

ハブミニやハブ3でも同じことができますか。

STARKが試したのはハブ2です。CLIのカタログにはハブミニ・ハブ3も載っていて、アカウントに登録された機器と赤外線リモコンが一覧に出る作りは共通です。

トークンはどこに保存されますか。

Windowsでは資格情報マネージャーに保存されました。STARKの環境では、トークンを書いた設定ファイルは作られていません。macOSは試していません。

赤外線の家電が、いま点いているかどうかは分かりますか。

分かりません。赤外線は送るだけで、家電からの応答がありません。状態まで知りたい機器には、電球やプラグのように状態を返す機器を選びます。

Claude Code以外のAIエージェントでも使えますか。

CLIには、CodexとGemini CLI向けのセットアップのコマンドも入っています。STARKが確かめたのはClaude Codeだけです。

登録をやめたいときはどうしますか。

登録の確認画面に、外すためのコマンド「claude mcp remove switchbot -s user」が表示されます。STARKは実行していません。

8. まとめ

SwitchBotMCP — 2行で、AIに家電の手が生える

コマンド2行とブラウザでのログインで、Claude Codeからハブ2と赤外線リモコン7台が見えるようになりました。照明は頼んで消え、室温は数字で返ってきます。信号を送って確かめたのは照明だけです。足りないのは、赤外線の家電が結果を報告しないことです。

  • 導入:コマンド2行・6手順。2行目は人がターミナルで打つ
  • できたこと:機器の一覧、室温・湿度・照度の読み取り、照明の消灯と点灯
  • 限界:赤外線は応答が無い。点灯は元の明るさに戻らなかった
  • 止める場所:Claude Codeの承認と、ポリシーに書く決まり

9. 画像の出典

本記事の画像(アイキャッチを除く)は下記から取得したもので、著作権は各権利者に帰属する。商品画像は Amazon.co.jp の商品ページのもので、アソシエイトとして商品を紹介する目的で掲載。掲載の停止・差し替えのご連絡はお問い合わせから。

  • ① Amazon.co.jp(ASIN B0BM8VS13P)・表示の安定のため当サイトのサーバーで配信
  • ②③ Windows PowerShell と Claude Code の画面を当サイトで撮影

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