私の PC のタスクスケジューラには、定時実行が 67 本登録してあり、動いているのは 66 本です(1 本は止めてあります。2026年10月21日時点)。1 本ずつ開いて結果を確かめる時間は、私にはありません。そこで点検を Claude Code に頼み、毎日この形の 1 枚を受け取っています。

1. 点検は「読むだけ」と先に決める
日次の手順書の冒頭に、私は「外には書かない」と書いています。送信・公開・公開済みのページの書き換え・外部の記録への書き込みは、点検の中ではしません。書くのは、作業フォルダに日付ごとに残す Markdown のメモ(票)、KPT のキャンペーン台帳(リポジトリのファイル)、キャンペーンの投稿の下書き(下書きまで)です。

01. 毎日回るものに、書く手を持たせない
点検は毎日回ります。書き込みまで任せると、判断を 1 つ誤ったとき、同じ誤りが毎日積み上がります。読むだけにしておけば、誤っても要約の 1 行が外れるだけで、サイトには何も残りません。
02. 手順書は Markdown 1 枚
手順書は、プロジェクトの .claude/commands/ に置く Markdown です。ファイル名がそのままコマンド名になり、チャット欄で「/」から呼べます。私のプロジェクトにはこの手順書が 12 本あり、日次は 31 行、週次は 25 行です(2026年10月21日時点)。
2. 日次の点検が集める 7 つ
日次の点検は、次の順で回ります。
01. 見張りの結果を、いちばん上に置く
1 番目は、定時実行が 5 日止まっていたのにだれも気づかなかった件のあとで、2026年10月6日に足しました(経緯は見張りと失敗の扱いの回)。10月21日に回すと、見張りが見る 66 本のうち 9 本に「前回の結果が失敗」の印が出ました。私は印の付いた順に原因を見に行きます。
02. 済んだ調査は、もう一度させない
2 番目は 2026年10月13日に足しました。受信箱は、定時実行の結果を読んで、手当てが要るものだけ次の仕事を始める仕組みで、平日の昼前に先に回っています。そこで正常と出た項目には、日次では担当を当てません。
03. 止まった下書きも並べる
7 番目は 2026年10月20日に足しました。続きをだれが持つか決まっていない下書きは、何週間でも残ります。7 日を過ぎた下書きを、作った担当・検収する担当・公開の予定日と並べ、予定日を過ぎたものには担当を当て直す行を付けます。公開も削除もしません。
3. 要約は「見られなかったもの」から書く
要約の並びは、冒頭の見本のとおり手順書で決めてあります。異常より先に「見られなかった先」を置くのは、見られなかったものは異常として出てこないからです。ログインが切れて開けなかった画面や、3 日より前から見ていない先は、一覧の上に出させます。
01. 週次は、次の一手で終わる
週次は、収益・読者の動き・目標の達成率を集め、期待できる収益の大きい順に次の一手を 5 本、直す記事を 10 本並べます。要約に残すのは、今週の結論 3 行と、次の一手の上位 3 つです。
02. 取れない数字は、取れないと書かせる
週次の手順書には「推測で埋めない」と書いています。売上を読む経路が無い週は、その欄に取れていないと書いて終わらせます。数字には 1 つずつ、取った日時と出所を添えさせます。
4. 自分の環境で作るなら
手順書の形は次の見本のとおりです。私の実物から、名前と値を外して書き直しています。
01. Windows と Mac で変わる所
手順書は Windows でも Mac でも同じものが使えます。違いが出るのは 1 番目の見張りで、私の道具は Windows のタスクスケジューラの一覧を PowerShell で読んでいます。Mac なら、読む先を launchd や cron の一覧に替えます。
02. 向かない人
定時実行がまだ 1〜2 本なら、結果をその場で開くほうが早く済みます。それに点検は直してくれません。並べるところまでで、直す作業は私が別の依頼として渡しています。
5. よくある質問
最初の 1 枚には、何を書けばいいですか。
「外には書かない」の 1 行と、失敗した定時実行を並べる 1 項目だけで始められます。見落としが出た所から、項目を 1 つずつ足していけば足ります。私の 7 項目も、足した日がそれぞれ違います。
担当(サブエージェント)を使わずにできますか。
できます。1 つの会話で順に調べさせても、同じ手順書が使えます。私が担当に分けているのは、項目を同時に調べさせて 15 分に収めるためです。
担当を何人も呼ぶと、重くなりませんか。
重くなります。私の環境(担当の定義と CLAUDE.md を読む構成)では、担当を 1 人起動するだけで 31,592 トークンを使いました(2026年10月9日に測った値)。量は構成で変わります。
Claude を開いていない日は、点検は回りませんか。
日次は、私が呼んで回しています。時刻で回したい受信箱は、Claude のデスクトップアプリの定期タスクに渡しています。こちらはアプリが開いている間しか動きません。
要約が長くなって、読まなくなりませんか。
並びを毎日同じにして、異常の無い日は 1 行で終わらせています。私が毎朝読むのは先頭の数行で、下まで読むのは確認が要る点がある日だけです。
6. まとめ
点検を Claude Code に任せるとき、私が最初に決めたのは何を集めるかより、何をしないかでした。外に書かない。直さない。並べて、私に渡す。
- 手順書は Markdown 1 枚。日次 31 行・週次 25 行
- 日次は 7 つを集め、15 分で終わる範囲に収める
- 先頭には、失敗した定時実行と、見られなかった先を置く
- 済んだ調査は担当にさせ直さない
- 週次は、今週の結論 3 行と次の一手の上位 3 つで終わる
点検の結果を読んで、手当てが要るものだけ次の仕事を始める仕組みは、受信箱の作り方と、定時実行を減らした話へ進む
実用編 STEP 6。Claude Codeに書かせたスクリプトをWindowsのタスクスケジューラに登録し、頼まなくても毎朝動く状態にする。登録・確認・停止・削除のコマンドと、つまずき表。 実用編 STEP 3。GmailとGoogleカレンダーをつなぎ、音声モードで予定の確認・追加、メールの要点取得。無料は接続1つ、両方なら有料。

声をかけなくても毎日動く — タスクスケジューラに登録する

声で予定とメールを扱う — 朝の5分を手放す




