J.A.R.V.I.S.

点検の結果は、外に書かずに 1 枚へ集める。

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DAILY CHECK — 7 SOURCES : 1 SHEET
J.A.R.V.I.S. の土台 — 点検
日次・週次の点検点検の結果は、外に書かずに1 枚へ集める。
私は毎日、失敗した定時実行・リンク・提携先の期限・検索の通知・止まった下書きを、Claude Code に 1 枚の要約へまとめさせています。点検の中では外に何も書きません。手順書 2 枚の中身を、見本に直して見せます。
✍️ STARK2026年10月21日 確認

私の PC のタスクスケジューラには、定時実行が 67 本登録してあり、動いているのは 66 本です(1 本は止めてあります。2026年10月21日時点)。1 本ずつ開いて結果を確かめる時間は、私にはありません。そこで点検を Claude Code に頼み、毎日この形の 1 枚を受け取っています。

SAMPLE — 要約の見本99-要約.md
要約(見本・値はダミー)
見られなかった先: 1 件(ログインが切れていた管理画面)
異常: 記録づくりの定時実行が前回失敗(終了コード 1)
今日やること 1: 失敗した定時実行のログを読む
今日やること 2: 7 日止まった下書き 2 件の担当を決める
今日やること 3: 14 日以内に終わるキャンペーンの差し替え
確認が要る点: 1 件
異常が無い日は「異常なし」の 1 行で終わります。
始める前にClaude Code は有料の契約で動きます。手順書は文字のファイルなので、ほかに要るものはありません。見張りの道具を自分で作るなら、私は Node.js で書いています。使うトークンの量は、構成と調べる範囲で変わります。予定とメールの扱いは連載の第 3 回に分けています。
コマンド定義ファイルが12本あり、その名前が一覧表示された画面
VIEW 01 — 2026年10月27日に収録した私のPowerShellの画面。点検に使うコマンド定義は12本(2026年10月21日時点)

1. 点検は「読むだけ」と先に決める

日次の手順書の冒頭に、私は「外には書かない」と書いています。送信・公開・公開済みのページの書き換え・外部の記録への書き込みは、点検の中ではしません。書くのは、作業フォルダに日付ごとに残す Markdown のメモ(票)、KPT のキャンペーン台帳(リポジトリのファイル)、キャンペーンの投稿の下書き(下書きまで)です。

日次の点検が31行、週次が25行で、外には書かない旨の記述が2か所と表示された画面
VIEW 02 — 2026年10月27日に収録した私のPowerShellの画面。日次31行・週次25行。どちらも「外には書かない」と決めています
SCOPE — 点検の中でしてよいことREAD ONLY
失敗した定時実行を並べる担当に調べさせる票を書く送信公開公開済みページの書き換え外部の記録への書き込み
赤い札の作業は、私が要約を読んで決めたあと、別の依頼として渡します。

01. 毎日回るものに、書く手を持たせない

点検は毎日回ります。書き込みまで任せると、判断を 1 つ誤ったとき、同じ誤りが毎日積み上がります。読むだけにしておけば、誤っても要約の 1 行が外れるだけで、サイトには何も残りません。

02. 手順書は Markdown 1 枚

手順書は、プロジェクトの .claude/commands/ に置く Markdown です。ファイル名がそのままコマンド名になり、チャット欄で「/」から呼べます。私のプロジェクトにはこの手順書が 12 本あり、日次は 31 行、週次は 25 行です(2026年10月21日時点)。

2. 日次の点検が集める 7 つ

日次の点検は、次の順で回ります。

DAILY — 集める順番STEP 1 → 7
1定時実行の見張りを回す。終了コードが 0 でないものを先に拾う。
2受信箱の票を読む。定時実行がもう出した結果は、調べ直させない。
3異常を見る。自動投稿の最終実行と、4 つのサイトの応答。
4リンクを抜き取りで確かめる。直近に直した記事と、期限が近い案件から。
5提携先の期限とキャンペーンを見る。7 日以内の期限と、14 日以内に終わるもの。
6Search Console の通知を読む。エラーと、直近の急な落ち込み。
7止まった下書きを並べる。最後の更新から 7 日を過ぎたもの。
担当を呼べる項目は同時に調べさせ、15 分で終わる範囲に収めます。

01. 見張りの結果を、いちばん上に置く

1 番目は、定時実行が 5 日止まっていたのにだれも気づかなかった件のあとで、2026年10月6日に足しました(経緯は見張りと失敗の扱いの回)。10月21日に回すと、見張りが見る 66 本のうち 9 本に「前回の結果が失敗」の印が出ました。私は印の付いた順に原因を見に行きます。

02. 済んだ調査は、もう一度させない

2 番目は 2026年10月13日に足しました。受信箱は、定時実行の結果を読んで、手当てが要るものだけ次の仕事を始める仕組みで、平日の昼前に先に回っています。そこで正常と出た項目には、日次では担当を当てません。

03. 止まった下書きも並べる

7 番目は 2026年10月20日に足しました。続きをだれが持つか決まっていない下書きは、何週間でも残ります。7 日を過ぎた下書きを、作った担当・検収する担当・公開の予定日と並べ、予定日を過ぎたものには担当を当て直す行を付けます。公開も削除もしません。

3. 要約は「見られなかったもの」から書く

要約の並びは、冒頭の見本のとおり手順書で決めてあります。異常より先に「見られなかった先」を置くのは、見られなかったものは異常として出てこないからです。ログインが切れて開けなかった画面や、3 日より前から見ていない先は、一覧の上に出させます。

SUMMARY — 要約の並び1 SHEET
見られなかった先・取りこぼしNOTICE 1
異常(1 件を 1 行で)NOTICE 2
始まる・14 日以内に終わるキャンペーンNOTICE 3
7 日以上止まった下書きNOTICE 4
今日やること(上位 3 つ)と、私の確認が要る点NOTICE 5
何も出ていない要約が「全部見て何も無かった」のか「見られなかった」のかを、文面で区別できるようにしています。

01. 週次は、次の一手で終わる

週次は、収益・読者の動き・目標の達成率を集め、期待できる収益の大きい順に次の一手を 5 本、直す記事を 10 本並べます。要約に残すのは、今週の結論 3 行と、次の一手の上位 3 つです。

日次と週次 — 集めるもの
日次15 分で終わる範囲
失敗した定時実行リンクの生死期限とキャンペーン止まった下書き
週次上位 3 つの次の一手
収益の前週比読者の動き目標の達成率直す記事 10 本

02. 取れない数字は、取れないと書かせる

週次の手順書には「推測で埋めない」と書いています。売上を読む経路が無い週は、その欄に取れていないと書いて終わらせます。数字には 1 つずつ、取った日時と出所を添えさせます。

4. 自分の環境で作るなら

手順書の形は次の見本のとおりです。私の実物から、名前と値を外して書き直しています。

SAMPLE — 日次の手順書(見本).md
daily-check.md
外には書かない。送信・公開・公開済みページの書き換えはしない。
1. 定時実行の見張りを回し、失敗したものを先頭に出す
2. 異常 → 作業フォルダ/日付-daily/01-異常.md
3. 止まった下書き → 03-下書き.md(7 日以上)
9. 要約 → 99-要約.md(見られなかった先 → 異常 → 今日やること 3 つ)
守る線: 15 分で終わる範囲。深掘りは別の依頼にする。
項目ごとに出力のファイルを分けると、翌日に前日の票と並べて読めます。

01. Windows と Mac で変わる所

手順書は Windows でも Mac でも同じものが使えます。違いが出るのは 1 番目の見張りで、私の道具は Windows のタスクスケジューラの一覧を PowerShell で読んでいます。Mac なら、読む先を launchd や cron の一覧に替えます。

02. 向かない人

定時実行がまだ 1〜2 本なら、結果をその場で開くほうが早く済みます。それに点検は直してくれません。並べるところまでで、直す作業は私が別の依頼として渡しています。

5. よくある質問

最初の 1 枚には、何を書けばいいですか。

「外には書かない」の 1 行と、失敗した定時実行を並べる 1 項目だけで始められます。見落としが出た所から、項目を 1 つずつ足していけば足ります。私の 7 項目も、足した日がそれぞれ違います。

担当(サブエージェント)を使わずにできますか。

できます。1 つの会話で順に調べさせても、同じ手順書が使えます。私が担当に分けているのは、項目を同時に調べさせて 15 分に収めるためです。

担当を何人も呼ぶと、重くなりませんか。

重くなります。私の環境(担当の定義と CLAUDE.md を読む構成)では、担当を 1 人起動するだけで 31,592 トークンを使いました(2026年10月9日に測った値)。量は構成で変わります。

Claude を開いていない日は、点検は回りませんか。

日次は、私が呼んで回しています。時刻で回したい受信箱は、Claude のデスクトップアプリの定期タスクに渡しています。こちらはアプリが開いている間しか動きません。

要約が長くなって、読まなくなりませんか。

並びを毎日同じにして、異常の無い日は 1 行で終わらせています。私が毎朝読むのは先頭の数行で、下まで読むのは確認が要る点がある日だけです。

6. まとめ

点検を Claude Code に任せるとき、私が最初に決めたのは何を集めるかより、何をしないかでした。外に書かない。直さない。並べて、私に渡す。

  • 手順書は Markdown 1 枚。日次 31 行・週次 25 行
  • 日次は 7 つを集め、15 分で終わる範囲に収める
  • 先頭には、失敗した定時実行と、見られなかった先を置く
  • 済んだ調査は担当にさせ直さない
  • 週次は、今週の結論 3 行と次の一手の上位 3 つで終わる

点検の結果を読んで、手当てが要るものだけ次の仕事を始める仕組みは、受信箱の作り方と、定時実行を減らした話へ進む


予定とメールを扱う回
声で予定とメールを扱う
声で予定とメールを扱う — 朝の5分を手放す

実用編 STEP 3。GmailとGoogleカレンダーをつなぎ、音声モードで予定の確認・追加、メールの要点取得。無料は接続1つ、両方なら有料。

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