AI J.A.R.V.I.S. 最新テクノロジー

声をかけなくても毎日動く — タスクスケジューラに登録する

更新日:

SCHEDULER ONLINE — DAILY 07:00
J.A.R.V.I.S. 実用化 STEP 6
タスクスケジューラで、頼まなくても毎朝動かします。

Claude Code に書かせたスクリプトを Windows のタスクスケジューラに登録して、ジャービス役の作業を毎朝7時に動かします。やることは3つです。スクリプトを1つ用意し、登録し、翌朝に動いたかを見ます。頼めば動く仕事は自分が覚えている必要があり、登録した仕事は忘れていても回ります。

2026年10月更新読了約7分同じ作業を毎日している人
タスク スケジューラのプロパティ「全般」タブ(名前 Jarvis-Organize と説明)
VIEW 01 — 登録したあとの「タスク スケジューラ」。名前は Jarvis-Organize(PC 名とユーザー名は伏せています)

1. 結論 — クラウドで回せない仕事だけ、ここに置きます

STEP 4 の定期タスクは Claude のクラウドで動き、パソコンがスリープでも回ります。ただしパソコンの中のフォルダには触れません。手元のファイルを毎日整理する、決まった時刻にローカルのスクリプトを走らせる、という種類の仕事だけがタスクスケジューラの担当です。

ASSIGN — 仕事の種類で担当を分ける緑=この回
クラウドで動くClaude の定期タスク(STEP 4)スリープでも動くメールの要約、予定の一覧、ウェブの調べもの。パソコンの中のフォルダには触れない
手元で動くタスクスケジューラ(この回)起きている必要がある手元のフォルダ整理、ローカルのスクリプト実行。スリープ中は動かない
手元のフォルダに触る仕事だけを、右へ置きます。

2. スクリプトを1つ、Claude Code に書かせる

全体の流れは3段です。

SEQUENCE — 用意して、登録して、翌朝確かめる1 → 3
1スクリプトを用意する。Claude Code に保存させて、手で1回動かすところまで(この節)。
2タスクスケジューラに登録する。毎日 7:00・名前 Jarvis-Organize で登録するところまで(3節)。
3翌朝、動いたか確かめる。最後の実行結果が 0 になっているのを見るところまで(4節)。

スクリプトは、STEP 5 の「ダウンロードフォルダを拡張子で分ける」をそのまま使います。「さっきのコマンドを、ファイルとして保存して、-WhatIf は外して」と頼むと、Claude Code は organize.ps1 のような名前で保存してきます。

置き場所は先に決めておきます。ユーザーフォルダの下に scripts を作り、そこへ集めます。登録コマンドに書くパスが、いつも同じ形になります。

登録の前に、手で1回動かす登録してから壊れていると気づくと、原因が「スクリプト」か「登録」か分からなくなります。先に PowerShell.exe -NoProfile -ExecutionPolicy Bypass -File C:\Users\あなた\scripts\organize.ps1 を打って、1回通してから登録してください。

保存した organize.ps1 を開き、Remove-Item や -Force が入っていないこと、対象がダウンロードフォルダだけであることを読んでから登録します。-ExecutionPolicy Bypass は、このタスクの実行のときだけ実行ポリシーを外す指定です。中身を読んだスクリプトにだけ使います。

Claude Code は Pro 以上のプランで使えます。Free(0ドル)には入っていません。2026年10月20日時点・公式の料金ページの表示(税金は含まれていません)で、Pro は月17ドル(年払い・200ドル一括)、月払いは20ドルです。

⏰

書かせて、登録して、忘れる

Claude Pro — スクリプトを書かせる Claude Code が入るプラン(PR・紹介リンク)

Claude を試す →

3. 登録する — 声で頼めば、この形で出てきます

『アイアンマン3』の終盤、トニーは合図ひとつで待機させていた機体を一斉に起動させます。登録は、その合図を「毎朝7時」に固定する作業です。一度決めれば、以後は合図すら要りません。

Claude Code に「このスクリプトを毎朝7時に動かすタスクを登録して」と頼むと、こういうコマンドを出してきます。

COMMAND — 登録するコマンドPowerShell
Windows PowerShell
$trigger = New-ScheduledTaskTrigger -Daily -At 7:00am
$action  = New-ScheduledTaskAction -Execute "PowerShell.exe" `
  -Argument '-NoProfile -ExecutionPolicy Bypass -File "C:\Users\あなた\scripts\organize.ps1"'
Register-ScheduledTask -TaskName "Jarvis-Organize" `
  -Trigger $trigger -Action $action -Description "ダウンロードフォルダを毎朝整理する"
REGISTER — 3行が決めていることTASK 03
1行目 — いつ毎日 7:00-Daily -At 7:00am2行目 — 何をorganize.ps1PowerShell でこのファイルを実行する3行目 — 名前Jarvis-Organizeあとで探す・止める・消すときに使う名前
時刻と名前は、冒頭と4節の画面写真(毎日 7:00・Jarvis-Organize)と同じにしてあります。

01. ここは「見せるだけ」ができません

STEP 5 の -WhatIf は、この登録コマンドには効きません(私が手元で確かめました。付けるとエラーになります)。承認したら本当に登録されます。だから、前の節の「手で1回動かす」を先に済ませます。

02. 承認画面で見るところ

承認画面の形は STEP 5 と同じで、実行する前に Yes か No かを聞かれます。読むのは Register-ScheduledTask の引数のうち、次の2点です。

ファイルのパスが、自分の置いた場所か時刻が、意図どおりの 7:00am か

4. 動いたか確かめる

登録の直後と翌朝に、1回ずつ見ます。登録が通ると、「タスク スケジューラ」を開いてタスクを選び、右クリック→「プロパティ」で次の画面が出ます。私の画面では、こう並びました。見るのは「トリガー」と「操作」の2つのタブです。

タスク スケジューラのプロパティ「トリガー」タブ(毎日 7:00 に起動)
VIEW 02 — 「トリガー」タブ。「毎日 7:00 に起動」になっているかを見る
タスク スケジューラのプロパティ「操作」タブ(powershell.exe でスクリプトを起動)
VIEW 03 — 「操作」タブ。-File のあとのパスが、自分の置いた場所かを見る(写真は撮影用のフォルダ)

コマンドで確かめるなら、この3つです。

COMMAND — 確かめるコマンドPowerShell
Windows PowerShell
Get-ScheduledTask -TaskName "Jarvis-Organize"          # 登録されているか
Start-ScheduledTask -TaskName "Jarvis-Organize"        # 今すぐ1回動かす
Get-ScheduledTaskInfo -TaskName "Jarvis-Organize"      # 最後に動いた時刻と結果
RESULT — 最後の実行結果を読むCHECK
Windows PowerShell
Start-ScheduledTask -TaskName "Jarvis-Organize"
Get-ScheduledTaskInfo -TaskName "Jarvis-Organize"
LastTaskResult : 0(成功)
0 以外の数字なら、スクリプト側で止まっています

コマンドの「あなた」は、自分のユーザー名に置き換えます($env:USERNAME で確かめられます)。

読むのは LastTaskResult の1行です。0 なら成功です。

Start-ScheduledTask を使うと、翌朝を待たずに試せます。

5. 止める・消す

COMMAND — 止める・消すコマンドPowerShell
Windows PowerShell
Disable-ScheduledTask -TaskName "Jarvis-Organize"      # 残したまま止める
Unregister-ScheduledTask -TaskName "Jarvis-Organize"   # 消す(確認あり)
STOP — 止めるか、消すか2 択
旅行のあいだだけDisable-ScheduledTask残したまま止める登録は残ります。時刻になっても動かなくなる
要らなくなったUnregister-ScheduledTask登録ごと消す実行の前に確認が入ります。消したら登録し直し

Claude Code に頼むときも、この2つは「今後は聞かない」にしないでください。毎回、承認画面でタスクの名前を読んでから通します。

6. うまくいかないとき

症状から引けるように、4つ並べます。

時刻になっても動かないパソコンがスリープしています。スリープ中は動きません。動かす時刻にパソコンが起きている設定にするか、起きている時刻へずらします。
LastTaskResult が 0 以外スクリプトが途中で止まっています。手で -File を打って、出るエラーを Claude Code に貼ります。
手で動くのに、登録だと動かない原因は実行ポリシーか相対パスです。-ExecutionPolicy Bypass を付け、パスは絶対パスにします。
何もしていないのにファイルが動いた登録が生きています。それが正常です。止めたければ Disable を使います。

7. ここまでで手に入ったもの

STEP 1 から 6 で、声をかけて動く仕事が4つと、声をかけなくても動く仕事が1つになりました。

STATUS — STEP 1 から 6 でできること5 件
声をかければ動く
家電が動く予定とメールが返る仕事が回るパソコンの中の作業が動く
声をかけなくても動く
毎朝 7:00 のダウンロードフォルダの整理

この回で増える費用はありません。タスクスケジューラは Windows に入っています。Claude のプランは2節に書いた Pro のままです。

次の回では、ここまでの部品をつなぎます。帰宅を検知したら家電が動いて予定を読み上げる、毎朝の整理のあとに要約がスマホに届く、という組み合わせです。

8. よくある質問

Claude の定期タスクとどう違いますか。

Claude の定期タスクはクラウドで動き、パソコンがスリープでも回りますが、手元のフォルダには触れません。タスクスケジューラは手元のフォルダを扱えますが、パソコンが起きている必要があります。仕事の種類で分けます。

登録コマンドは「見せるだけ」で試せますか。

試せません。Register-ScheduledTask には -WhatIf がなく、付けるとエラーになります。承認すれば本当に登録されるので、先にスクリプトを手で1回動かしてから登録してください。

Mac ではどうしますか。

Mac には launchd という同じ役割の仕組みがあり、Claude Code に「毎朝7時にこのスクリプトを動かす設定を作って」と頼めば、その形式で出してきます。考え方は同じで、書く形式だけが違います。

管理者権限は要りますか。

自分のアカウントで動かすタスクなら要りません。通常のターミナルで登録できます。管理者権限が要るのは、他のユーザーやシステム全体に関わるタスクだけです。

動いたことをスマホで知れますか。

クラウドの定期タスクは、パソコンの中のフォルダを直接は読めません。スクリプトの最後で、結果を Google ドライブの同期フォルダへ書き出しておけば、STEP 4 の定期タスクがドライブ側のファイルを読んで要約し、朝の通知に乗せられます。組み合わせは次の回で扱います。

9. まとめ

「頼めば動く」を「頼まなくても動く」にするのは、登録の3行です。いつ、何を、名前をつけての3つを Claude Code に書かせて、承認して、翌朝確かめます。

  • クラウドで回せない「手元のフォルダの仕事」だけをタスクスケジューラに置く
  • 登録の前に、スクリプトを手で1回動かす
  • 登録コマンドに「見せるだけ」はない。承認したら本物
  • 確認は Get-ScheduledTaskInfo。LastTaskResult が 0 なら成功
  • 止めるは Disable、消すは Unregister。この2つは毎回承認のまま

作中の指示を市販品でどこまで作れるか突き合わせた全体は、別の記事にまとめてあります。

JARVIS
Amazon Echo Show 8 最新モデル
現実版J.A.R.V.I.S.の作り方2026 — Alexa+・HomePod・Geminiで家をAI化する

作中でトニーがJ.A.R.V.I.S.とF.R.I.D.A.Y.に出した指示を21件数え直し、2026年の市販品でどこまで届くかを1件ずつ突き合わせました。そのまま作れるのは7件です。

前の回
声でPowerShellを動かす
声で PowerShell を動かす — Claude Code に書かせて、実行させる

実用編 STEP 5。音声でClaude Codeに頼み、PowerShellのコマンドを書かせて承認して実行する。-WhatIfで先に見せる、承認を減らす範囲、越えない線、つまずき表。

確認した一次情報(2026年10月20日):Claude 公式の料金ページ。

-AI, J.A.R.V.I.S., 最新テクノロジー

Copyright© Killer Picks Express , 2026 All Rights Reserved.