Claude Code に書かせたスクリプトを Windows のタスクスケジューラに登録して、ジャービス役の作業を毎朝7時に動かします。やることは3つです。スクリプトを1つ用意し、登録し、翌朝に動いたかを見ます。頼めば動く仕事は自分が覚えている必要があり、登録した仕事は忘れていても回ります。

1. 結論 — クラウドで回せない仕事だけ、ここに置きます
STEP 4 の定期タスクは Claude のクラウドで動き、パソコンがスリープでも回ります。ただしパソコンの中のフォルダには触れません。手元のファイルを毎日整理する、決まった時刻にローカルのスクリプトを走らせる、という種類の仕事だけがタスクスケジューラの担当です。
2. スクリプトを1つ、Claude Code に書かせる
全体の流れは3段です。
スクリプトは、STEP 5 の「ダウンロードフォルダを拡張子で分ける」をそのまま使います。「さっきのコマンドを、ファイルとして保存して、-WhatIf は外して」と頼むと、Claude Code は organize.ps1 のような名前で保存してきます。
置き場所は先に決めておきます。ユーザーフォルダの下に scripts を作り、そこへ集めます。登録コマンドに書くパスが、いつも同じ形になります。
PowerShell.exe -NoProfile -ExecutionPolicy Bypass -File C:\Users\あなた\scripts\organize.ps1 を打って、1回通してから登録してください。保存した organize.ps1 を開き、Remove-Item や -Force が入っていないこと、対象がダウンロードフォルダだけであることを読んでから登録します。-ExecutionPolicy Bypass は、このタスクの実行のときだけ実行ポリシーを外す指定です。中身を読んだスクリプトにだけ使います。
Claude Code は Pro 以上のプランで使えます。Free(0ドル)には入っていません。2026年10月20日時点・公式の料金ページの表示(税金は含まれていません)で、Pro は月17ドル(年払い・200ドル一括)、月払いは20ドルです。
3. 登録する — 声で頼めば、この形で出てきます
『アイアンマン3』の終盤、トニーは合図ひとつで待機させていた機体を一斉に起動させます。登録は、その合図を「毎朝7時」に固定する作業です。一度決めれば、以後は合図すら要りません。
Claude Code に「このスクリプトを毎朝7時に動かすタスクを登録して」と頼むと、こういうコマンドを出してきます。
$trigger = New-ScheduledTaskTrigger -Daily -At 7:00am$action = New-ScheduledTaskAction -Execute "PowerShell.exe" ` -Argument '-NoProfile -ExecutionPolicy Bypass -File "C:\Users\あなた\scripts\organize.ps1"'Register-ScheduledTask -TaskName "Jarvis-Organize" ` -Trigger $trigger -Action $action -Description "ダウンロードフォルダを毎朝整理する"01. ここは「見せるだけ」ができません
STEP 5 の -WhatIf は、この登録コマンドには効きません(私が手元で確かめました。付けるとエラーになります)。承認したら本当に登録されます。だから、前の節の「手で1回動かす」を先に済ませます。
02. 承認画面で見るところ
承認画面の形は STEP 5 と同じで、実行する前に Yes か No かを聞かれます。読むのは Register-ScheduledTask の引数のうち、次の2点です。
4. 動いたか確かめる
登録の直後と翌朝に、1回ずつ見ます。登録が通ると、「タスク スケジューラ」を開いてタスクを選び、右クリック→「プロパティ」で次の画面が出ます。私の画面では、こう並びました。見るのは「トリガー」と「操作」の2つのタブです。


コマンドで確かめるなら、この3つです。
Get-ScheduledTask -TaskName "Jarvis-Organize" # 登録されているかStart-ScheduledTask -TaskName "Jarvis-Organize" # 今すぐ1回動かすGet-ScheduledTaskInfo -TaskName "Jarvis-Organize" # 最後に動いた時刻と結果Start-ScheduledTask -TaskName "Jarvis-Organize"Get-ScheduledTaskInfo -TaskName "Jarvis-Organize"LastTaskResult : 0(成功)コマンドの「あなた」は、自分のユーザー名に置き換えます($env:USERNAME で確かめられます)。
Start-ScheduledTask を使うと、翌朝を待たずに試せます。
5. 止める・消す
Disable-ScheduledTask -TaskName "Jarvis-Organize" # 残したまま止めるUnregister-ScheduledTask -TaskName "Jarvis-Organize" # 消す(確認あり)Claude Code に頼むときも、この2つは「今後は聞かない」にしないでください。毎回、承認画面でタスクの名前を読んでから通します。
6. うまくいかないとき
症状から引けるように、4つ並べます。
7. ここまでで手に入ったもの
STEP 1 から 6 で、声をかけて動く仕事が4つと、声をかけなくても動く仕事が1つになりました。
この回で増える費用はありません。タスクスケジューラは Windows に入っています。Claude のプランは2節に書いた Pro のままです。
次の回では、ここまでの部品をつなぎます。帰宅を検知したら家電が動いて予定を読み上げる、毎朝の整理のあとに要約がスマホに届く、という組み合わせです。
8. よくある質問
Claude の定期タスクとどう違いますか。
Claude の定期タスクはクラウドで動き、パソコンがスリープでも回りますが、手元のフォルダには触れません。タスクスケジューラは手元のフォルダを扱えますが、パソコンが起きている必要があります。仕事の種類で分けます。
登録コマンドは「見せるだけ」で試せますか。
試せません。Register-ScheduledTask には -WhatIf がなく、付けるとエラーになります。承認すれば本当に登録されるので、先にスクリプトを手で1回動かしてから登録してください。
Mac ではどうしますか。
Mac には launchd という同じ役割の仕組みがあり、Claude Code に「毎朝7時にこのスクリプトを動かす設定を作って」と頼めば、その形式で出してきます。考え方は同じで、書く形式だけが違います。
管理者権限は要りますか。
自分のアカウントで動かすタスクなら要りません。通常のターミナルで登録できます。管理者権限が要るのは、他のユーザーやシステム全体に関わるタスクだけです。
動いたことをスマホで知れますか。
クラウドの定期タスクは、パソコンの中のフォルダを直接は読めません。スクリプトの最後で、結果を Google ドライブの同期フォルダへ書き出しておけば、STEP 4 の定期タスクがドライブ側のファイルを読んで要約し、朝の通知に乗せられます。組み合わせは次の回で扱います。
9. まとめ
「頼めば動く」を「頼まなくても動く」にするのは、登録の3行です。いつ、何を、名前をつけての3つを Claude Code に書かせて、承認して、翌朝確かめます。
- クラウドで回せない「手元のフォルダの仕事」だけをタスクスケジューラに置く
- 登録の前に、スクリプトを手で1回動かす
- 登録コマンドに「見せるだけ」はない。承認したら本物
- 確認は
Get-ScheduledTaskInfo。LastTaskResult が 0 なら成功 - 止めるは
Disable、消すはUnregister。この2つは毎回承認のまま
作中の指示を市販品でどこまで作れるか突き合わせた全体は、別の記事にまとめてあります。
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現実版J.A.R.V.I.S.の作り方2026 — Alexa+・HomePod・Geminiで家をAI化する
作中でトニーがJ.A.R.V.I.S.とF.R.I.D.A.Y.に出した指示を21件数え直し、2026年の市販品でどこまで届くかを1件ずつ突き合わせました。そのまま作れるのは7件です。
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声で PowerShell を動かす — Claude Code に書かせて、実行させる
実用編 STEP 5。音声でClaude Codeに頼み、PowerShellのコマンドを書かせて承認して実行する。-WhatIfで先に見せる、承認を減らす範囲、越えない線、つまずき表。
確認した一次情報(2026年10月20日):Claude 公式の料金ページ。
J.A.R.V.I.S.・F.R.I.D.A.Y. はマーベル作品の登場キャラクターです。本記事はマーベル、ディズニー、Anthropic、Amazon、SwitchBot の公認・提携を受けたものではありません。
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