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声で PowerShell を動かす — Claude Code に書かせて、実行させる

更新日:

VOICE LINK — POWERSHELL : APPROVAL REQUIRED
J.A.R.V.I.S. 実用化 STEP 5
声でPowerShellを書かせ、読んで承認して動かします。

声で Claude Code に頼み、PowerShell のコマンドを書かせて、承認して実行する。この往復を組みます。クラウドの仕事は STEP 4 で回るようになりました。残るのはパソコンの中のフォルダの整理、ファイルの一括変換、毎回打っているコマンドです。PowerShell を自分で書けなくても構いません。書くのは Claude Code、読んで承認するのが自分、という分担にします。

2026年10月更新読了約8分黒い画面を避けてきた人
Claude Code の承認画面(PowerShell のコマンドを実行する前に Yes / No を聞かれる)
VIEW 01 — Claude Code の承認画面。コマンドの全文の下に、実行するかどうかの選択肢が出ます

1. 結論 — 承認の仕組みがあるから任せられます

Claude Code は、コマンドを実行する前に既定で承認を求めます。読み取りだけの操作(ファイルを読む、探す)は聞かれず、シェルのコマンドとファイルの変更は毎回止まります(既定の Manual モードの場合)。

ROUND TRIP — 頼んでから動くまで4 段
頼む音声入力で、やりたいことを言う書かせるClaude Code がコマンドを書く承認する自分が全文を読んで、通すか決める実行通したコマンドだけが動く
緑の段が自分の持ち場です。ここを通さないと、シェルのコマンドは動きません。

承認の設定を既定のまま使っていれば、承認しないシェルのコマンドは実行されません。表示されたコマンドを読んで、実行するかどうかを選ぶ。この一手間が、任せられる理由です。

前提Claude Code は Pro 以上の機能です。導入は STEP 1 の 1 行(Windows は PowerShell で irm https://claude.ai/install.ps1 | iex)。入っていれば、作業したいフォルダで claude と打つだけです。
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書くのは Claude Code、承認するのは自分

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2. 声で頼む

ターミナルに向かって話すのではなく、音声入力で文字を打たせます。Windows は Windows キー+H で音声入力が立ち上がるので、Claude Code の入力欄に向かって話します。

頼むのは、短くて、結果の判定が早いものからにします。

VOICE — 言い方の例3 例
音声入力(Windows キー+H)
ダウンロードフォルダを拡張子ごとに分けて。まず何が動くか見せて
このフォルダの画像を全部 WebP にして。元は残して
毎回打ってるこのコマンドを、1つのスクリプトにして
どれも、ひと息で言える長さです。

1つ目の例の末尾に付けた「まず何が動くか見せて」は、実行前に確認する版(-WhatIf)を先に出させるための一言です。動かす前に、何がどこへ動くかを読めます。

作品でトニーが出した指示を、市販品でどこまで作れるか突き合わせた一覧は、別の記事にあります。

JARVIS
Amazon Echo Show 8 最新モデル
現実版J.A.R.V.I.S.の作り方2026 — Alexa+・HomePod・Geminiで家をAI化する

作中でトニーがJ.A.R.V.I.S.とF.R.I.D.A.Y.に出した指示を21件数え直し、2026年の市販品でどこまで届くかを1件ずつ突き合わせました。そのまま作れるのは7件です。

3. 実例 — ダウンロードフォルダを拡張子で分ける

『アイアンマン3』でトニーは、衛星にあたらせて過去12か月ぶんの異常な発熱の記録を出させ、条件で絞り込ませます。作品の指示はここまでです。

手元のフォルダでは、ファイルの一覧を出させ、拡張子で分けさせたあと、移動まで進めます。移動は作品の話ではなく、現実の側で足す一段です。

DRY RUN — 動かす前に見せてもらう-WhatIf
Claude Code(Windows PowerShell)
ダウンロードフォルダを拡張子ごとに分けて。まず何が動くか見せて
$src = "$env:USERPROFILE\Downloads"
Get-ChildItem $src -File | ForEach-Object {
  $ext = $_.Extension.TrimStart('.').ToLower()
  if (-not $ext) { $ext = 'other' }
  $dst = Join-Path $src $ext
  if (-not (Test-Path $dst)) { New-Item -ItemType Directory -Path $dst -WhatIf | Out-Null }
  Move-Item $_.FullName -Destination $dst -WhatIf
}
(作られるフォルダと、動くファイルの一覧だけが出る)
その通りに実行して
(-WhatIf を外した版が出て、承認を求められる)
Claude Code が出してくるコマンドの例です。自分で打つものではありません。

2か所ある -WhatIf が「見せるだけ」の印です。どのフォルダが作られ、何がどこへ動くかが一覧で出て、実際にはフォルダも作られずファイルも動きません(私が手元で確かめました)。読んで問題がなければ「その通りに実行して」と言います。

01. 承認画面で見るところ

見るのは3点だけです。どのフォルダに対して、消す操作が入っていないか、元に戻せるか。移動は戻せます。削除は戻せません。この例には削除がありません。

APPROVAL — 承認の画面に出る選択肢冒頭の写真
Do you want to proceed?(実行しますか)
1. Yes — 実行する
2. Yes, and don’t ask again for: (このコマンド) — 実行して、同じコマンドは今後聞かない
3. No — 実行しない
冒頭の写真は、私が C:\demo-jarvis の中のファイルを拡張子ごとに数えるよう頼んだときの画面です。コマンドの全文の下に、この3つが並びます。私は全文を読んでから 1 を選んでいます。

4. 承認を減らす — 「今後は聞かない」の使いどころ

毎回聞かれるのが面倒になったら、承認画面で「今後は聞かない」(写真の 2 番)を選べます。ただし効き方が操作によって違います。

SCOPE — 「今後は聞かない」の範囲と残り方3 種類
シェルのコマンドそのフォルダ × そのコマンド以後ずっと残ります。設定ファイルに保存されますファイルの変更そのセッションのあいだ閉じたら元に戻ります読み取りだけもともと聞かれない選ぶ場面がありません

保存先は作業フォルダの .claude/settings.local.json です。許可したコマンドの一覧がここに溜まります。

「今後は聞かない」を付けないもの削除(Remove-Item)、上書き、フォルダ外に出る操作には付けません。ここは毎回止まる状態を残してください。承認を減らすのは「移動」「一覧」「変換」のような、失敗しても戻せる操作だけです。

01. 断るときはひと言添える

通したくないコマンドが出たら、承認の画面に出る選択肢に従って断ります。写真のいちばん下には「Esc to cancel · Tab to amend」という案内も出ています。

断るときは、「Downloads 直下だけ。サブフォルダは触らないで」のように理由を添えます。Claude Code はその理由を受け取って作り直します。黙って断ると、どこを直せばよいかが伝わらないまま、次の案が出てきます。

5. 危ない線を先に引く

任せる範囲を広げる前に、越えない線を決めておきます。

LIMIT — 任せない線と、任せる範囲赤=任せない
任せないこと
削除を Claude Code に打たせるユーザーフォルダ直下やシステム領域を対象にする管理者権限で起動する
任せる範囲
削除の代わりに移動で済ませる作業フォルダの中だけを対象にする通常のターミナルで足りる作業
削除が要るときは、自分で打ちます。

最初は速くなりません。承認を読む時間がかかるためです。慣れるまでは「見せて」を挟みます。

6. うまくいかないとき

つまずく所は5つです。症状から引いてください。

claude が見つからない導入後にターミナルを開き直していないのが原因です。ターミナルを閉じて開き直します。
コマンドが CMD 向けで動かないPowerShell と CMD を取り違えています。プロンプトが PS C:\ なら PowerShell です。その旨を Claude Code に伝えます。
毎回承認が出て進まない「今後は聞かない」を使っていない状態です。戻せる操作だけ「今後は聞かない」にします。
別のフォルダで許可が効かない許可はフォルダ単位です。そのフォルダで改めて許可します。
音声入力が入力欄に入らないフォーカスが外れています。入力欄をクリックしてから Windows+H を押します。

ここまでは、毎回こちらから頼んでいます。次の回では、Claude Code に書かせたスクリプトを Windows のタスクスケジューラに登録して、頼まなくても毎日動く形にします。

7. よくある質問

PowerShell が分からなくても使えますか。

使えます。書くのは Claude Code で、読む側は承認画面を見て、実行するかどうかを選びます。最初は「まず何が動くか見せて」を付けて、結果を読んでから実行する形にしてください。

勝手にファイルを消されることはありますか。

既定では、シェルのコマンドとファイルの変更は実行前に承認を求めます。削除を含むコマンドで「今後は聞かない」を選ばない限り、消す操作は毎回止まります。

Mac でも同じですか。

承認の仕組みは同じです。書かれるコマンドが PowerShell ではなく bash や zsh になるだけで、頼み方も承認画面の見方も同じです。

「今後は聞かない」はどこに保存されますか。

シェルのコマンドの許可は、作業フォルダの .claude/settings.local.json に保存され、そのフォルダで以後も効きます。ファイル変更の許可はセッションのあいだだけで、保存されません。

音声入力は何を使えばいいですか。

Windows なら標準の音声入力(Windows キー+H)で足ります。Claude Code の入力欄をクリックしてから話すと、そのまま文字が入ります。

8. まとめ

パソコンの中の作業を声で頼める条件は、書く人と承認する人を分けることです。書くのは Claude Code。読んで通すのは自分。この分担のまま、戻せる操作から任せる範囲を広げます。

  • シェルのコマンドとファイル変更は、既定で毎回承認が入ります
  • 「まず何が動くか見せて」= -WhatIf で、動かす前に結果を読みます
  • 「今後は聞かない」は、移動・一覧・変換のような戻せる操作だけに付けます
  • 削除は自分で打ちます。作業フォルダの外と管理者権限は任せません
  • 断るときは理由をひと言添えて、作り直させます
前の回
声でタスクを任せる
声でタスクを任せる — 「やっておいて」で仕事が進む状態にする

実用編 STEP 4。Claudeに仕事を任せて離れる、スマホから進捗を聞く、途中で条件を足す、定期の仕事を1つ登録する。定期タスクはPro以上、クラウドで動く。

次の回
声をかけなくても毎日動く
声をかけなくても毎日動く — タスクスケジューラに登録する

実用編 STEP 6。Claude Codeに書かせたスクリプトをWindowsのタスクスケジューラに登録し、頼まなくても毎朝動く状態にする。登録・確認・停止・削除のコマンドと、つまずき表。

確認した一次情報(2026年10月20日):Claude 公式の料金ページ。

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