2107はファーストタイプ、つまりGジャンの原型にあたる型です。腰のシンチバック、胸のアクションプリーツ。機能のために付いたものが、そのまま意匠として残っています。私が上に羽織っているのがこの2107で、公式の記録と2026年10月3日の価格で中身を見ていきます。
デニムジャケットには1st・2nd・3rdという呼び方があります。ただ、その違いが「ポケットが何個か」で説明されて終わることが多く、なぜその形になったのかまでは書かれていません。
私がデニムの上でヘビーローテしているのは、フルカウントの2107です。この記事では、ファーストタイプがどういう経緯でこの形になったのかをフルカウント公式の記載で確かめ、Amazon.co.jp で買えるダートフォードの13.7オンス版の仕様と価格まで並べます。
読み終えると、1stという型が自分の着方に合うかどうかを決められます。

1. ファーストタイプは、仕事着として設計された形
フルカウントは2107について、ワークウェアとしての機能性が重視されているモデルだと書いています。プリーテッドブラウスからポケットにフラップが付くことで、Gジャンの原型となったのがファーストタイプです。つまり2107は、デニムジャケットという服が成立した最初の形を指しています。
見た目から入った型ではなく、仕事で要るものを足していった結果いまの形になった。だから意匠に見える部分に、ひとつずつ理由があります。
01 アクションプリーツとシンチバック
公式は、アクションプリーツこそが機能性を求められるワークウェアの象徴だと書いています。胸の両脇に入った縦のひだのことで、腕を上げたときに背中と肩が突っ張らないように生地の余りを作っておく仕組みです。
腰に付いたシンチバックも同じで、ベルトを使わずに胴まわりを絞るための金具です。公式はこれらを「機能美と呼ぶにふさわしいディテール」とし、いまでもデニムフリークを虜にしていると書いています。シルエットは、ややゆとりを持たせてあります。
02 生地はジンバブエコットン100%のセルビッジ
2978-2107の素材は、13.7オンスのオリジナルセルビッジデニム、ジンバブエコットン100%、色はインディゴブルーです。フルカウントは1993年に大阪で創業した日本のデニムブランドで、希少な超長綿のジンバブエコットンを使い、岡山県の希少な力織機で生地を織っています。
公式はこの生地の特徴を、ヴィンテージデニムに引けを取らない色落ちと、「一度穿いたらやめられない」と言われるほどの穿き心地だと説明しています。ジャケットも同じ生地です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル | 2978-2107 Dartford(Type1 デニムジャケット) |
| 生地 | 13.7oz オリジナルセルビッジデニム |
| 綿 | ジンバブエコットン100% |
| 色 | インディゴブルー |
| サイズ展開 | 36・38・40・42・44・46 |
| 公式価格 | 61,380円(2026年10月3日時点) |
| ディテール | アクションプリーツ、フラップ付きポケット、シンチバック |
| シルエット | ややゆとりを持たせた作り |
| サイズ表記 | 推奨の洗濯方法によるワンウォッシュ後の状態 |
2. ダートフォードは、駅の名前から来ている
2107には「Dartford」という加工名が付いています。フルカウントは公式の商品ページで、その由来を書いています。ロンドンの南東25kmほどに位置するダートフォードは、ミック・ジャガーとキース・リチャーズが1961年にこの駅のプラットフォーム2で出会ったことから、ローリング・ストーンズの結成につながった場所です。
フルカウントは、若かりし頃のミック・ジャガーが着ていたデニムジャケットの色合いにインスパイアされて、この加工を作ったと説明しています。やや黄みがかった色目と、激しくついたアタリ、擦れ具合が特徴です。
01 加工名に物語がある、ということ
加工の名前は、たいてい色の濃さや年代を指す記号です。ダートフォードは、そうではなく具体的な場所と年と人を指しています。写真で見た1枚の色を再現する、という作り方をしたわけです。
公式には余談として、1995年と2006年のローリング・ストーンズのツアーで、キース・リチャーズ氏のデニム衣装を手伝ったことがある、とも書かれています。名前の付け方が思いつきではないことが、この一文で分かります。
02 上下で揃えられる
公式によると、ダートフォードはジャケットが先にあり、1341-1101はそのセットアップのパンツという位置づけです。上下を同じ加工で揃えると、色の出方が最初からそろいます。
私がデニムの上下で合わせているのが、この2107と1101の組み合わせです。Amazon.co.jp で買える13.7オンス版なら、上が61,380円、下が47,080円で、合わせて108,460円になります(2026年10月3日時点)。
FULLCOUNT 2978-2107 Type1 デニムジャケット Dartford(13.7oz)/ジンバブエコットン100%/61,380円(2026年10月3日時点)
3. 13.7オンスと11.5オンス、どちらから入るか
2107には、13.7オンスのほかに11.5オンスのSS(スーパースムース)があります。私が着ているのはSSのほうです。公式価格はどちらも61,380円でした(2026年10月3日時点)。
01 SSは「軽いのに無骨」を狙った生地
公式は、ストレスフリーな着心地を最優先してきたフルカウントが、長年フラッグシップ素材として提供してきた13.7オンスデニムの色落ちを保ちつつ、よりライトでソフトな11.5オンスとしてSSを開発した、と説明しています。着心地だけでなくヴィンテージ特有の表情も再現している、とも書かれています。
軽い生地は最初から肩に乗り、重い生地は着込むほど形がついていく。同じ型なので、どちらを選んでも2107であることは変わりません。
02 サイズは実寸で決める
フルカウントは、着心地を追求するため旧式の織機で作られた生機(未防縮の生地)を使っており、綿が本来持っている伸縮性・弾力性・風合いを実現していると書いています。その特性上、生産時の湿度や気温によって数センチの差が生じることがあり、同じ商品・同じサイズでも個体差が出ることがある、とも説明しています。
サイズ表記は、推奨の洗濯方法によるワンウォッシュ後の状態です。実物を採寸して平均値を記載しているとのことなので、表記のサイズだけで決めず、手持ちのジャケットの実寸と比べて選びます。
4. 向く人、急がなくていい人
2107が向くのは、羽織るものを1枚だけ良くしたい人です。反対に、すっきりした見え方を最優先する人や、手入れの手間をかけたくない人には、別の選択肢のほうが近い。
01 向く人
- 上下をデニムで揃えたい人:ダートフォードはジャケットが起点で、1101がそのセットアップのパンツです
- 色落ちを育てたい人:ジンバブエコットンのセルビッジで、公式は色落ちを特徴に挙げています
- 形の由来に納得して着たい人:アクションプリーツもシンチバックも、仕事着の機能として付いたものです
- 中に厚手を着る人:シルエットにややゆとりを持たせてあります
02 急がなくていい人
- 細身に見せたい人:1stはもともとゆとりのある型で、体に沿わせる作りではありません
- サイズを表記だけで決めたい人:未防縮の生地なので、数センチの個体差が出ることがあります
- 6万円台に踏み切れない人:同じ2107でも、ダートフォード加工でない13.7オンスのノンウォッシュは47,080円です
5. よくある質問
ファーストタイプとは何ですか。
デニムジャケットの原型にあたる型です。フルカウントは、プリーテッドブラウスからポケットにフラップが付くことでGジャンの原型となったのがファーストだと説明しています。ワークウェアとしての機能性が重視されたモデルで、アクションプリーツやシンチバックといったディテールが付きます。
アクションプリーツは何のためにありますか。
フルカウントは、アクションプリーツこそが機能性を求められるワークウェアの象徴だと書いています。胸の両脇に縦のひだを入れて生地に余りを作っておく仕組みで、腕を動かしたときの突っ張りを抑えます。
ダートフォードとはどういう意味ですか。
ロンドンの南東25kmほどにある地名で、ミック・ジャガーとキース・リチャーズが1961年にこの駅のプラットフォーム2で出会った場所です。フルカウントは、若かりし頃のミック・ジャガーが着ていたデニムジャケットの色合いにインスパイアされてこの加工を作ったと説明しています。
13.7オンスと11.5オンスSSは何が違いますか。
型は同じで、生地の重さが違います。公式は、13.7オンスの色落ちを保ちつつ、よりライトでソフトな11.5オンスとしてSSを開発したと説明しています。公式価格はどちらも61,380円でした(2026年10月3日時点)。
サイズはどう選べばよいですか。
サイズ展開は36・38・40・42・44・46です。サイズ表記は推奨の洗濯方法によるワンウォッシュ後の状態で、実物を採寸した平均値が記載されています。未防縮の生地のため数センチの個体差が出ることがあるので、手持ちのジャケットの実寸と比べて選んでください。
パンツと上下で揃えられますか。
揃えられます。公式によると、ダートフォードはジャケットが起点で、1341-1101がそのセットアップのパンツという位置づけです。Amazon.co.jp の13.7オンス版なら、上が61,380円、下が47,080円で、合わせて108,460円でした(2026年10月3日時点)。
6. まとめ
2107はGジャンの原型にあたるファーストタイプで、アクションプリーツもシンチバックも、仕事で要るものとして付いたディテールです。生地は13.7オンスのセルビッジ、ジンバブエコットン100%。ダートフォードという加工名は、1961年にミック・ジャガーとキース・リチャーズが出会った駅から来ていて、公式は若い頃のミック・ジャガーのジャケットの色合いを再現したものだと説明しています。私がデニムの上でヘビーローテしているのが、この1枚です。
- 型:ファーストタイプ。Gジャンの原型で、シルエットはややゆとりがある
- 生地:13.7oz オリジナルセルビッジ/ジンバブエコットン100%。11.5ozのSSもある
- 価格:61,380円(2026年10月3日時点・SSも同額)
- 上下で揃う:ダートフォードのセットアップは1341-1101。合わせて108,460円
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